出演者紹介
公演詳細
<チケット取り扱い>
事務局 TEL : 046-232-3194
文化会館 TEL : 046-232-3231
横浜 かなっくホール TEL : 045-440-1211
主催:海老名芸術プロジェクト
協賛:小柳建設株式会社
後援:神奈川県 神奈川県教育委員会 海老名市 海老名市教育委員会
島根県 島根県教育委員会 津和野町 津和野町教育委員会
海老名市合唱連盟
協力:文京区森鷗外記念館
恊働:J・RED湘南
<連絡先>
海老名芸術プロジェクト事務局 ☎/FAX 046-232-3194 amarifam@jcom.home.ne.jp
オペラに寄せる想い
現代は、『心の時代』と言われる。『音楽は、万人にとって、精神的啓発の贈り物』と信じたのは、大ピアニストのアシュケナージである。引退するまで、小さな島々や隔離された地域、ささいな場所でも,演奏し続けた。激変する現代、心が荒廃する今こそ、芸術が必要とされる時代も無いと思う。この『心の時代』にこそ、オペラが活用されたい。オペラは、芝居と音楽の融合であるので、入り易い芸術と思われる。
私は、ずっと、日本人の為に、日本のオペラを創りたいと思っていた。そして、その上演は、どんな地域、場所でも上演できるようにと考えた。『万人の為のオペラ』としたかったのである。大都市の大ホールで、高いチケットを払える人の為だけでなく、『どんな地域、場所でも上演でき、誰でも鑑賞できるオペラ』を目指した。一番、重視したのが『日本人の感性に寄り添う』ことである。私は、西洋のオペラの筋書きが、どうも受け入れ難かった。子殺し、不倫、殺し合いが嫌だった。日本人が精神的啓発の為に、オペラを観てもらうには、日本人の感性に、基づいたオペラが必要だと想い、『舞姫』を題材に選んだ。
森 鷗外の分身である太田豊太郎の愛と苦悩を、とりわけ、国家権力に抗えない悲しみを描いた。鷗外の名作を、オペラで味わっていただき、全国民にオペラを届けたい、と願っている。